ドラクエ10公式サイト『目覚めし冒険者の広場』にて、先日開催された『第2回プレイヤー座談会』のレポートが公開されました!
私も現地にて参加し、いろいろお話させて頂いたので、是非読んでみてください!
この記事ではさらに詳しい話についても掘り下げたいと思います。
公式レポートのリンク
公式レポートについてはこちらから読むことができます。
3時間という限られた時間でしたが、白熱した議論が繰り広げられ、非常に密度の高い会でした。
参加した皆さんについて
広場のレポートにも名前一覧は書かれていますが、こちらの記事ではより詳しく紹介しています。
どんな方がどんな気持ちで参加したのかを知ることで、今回の座談会をより深く理解できるのではないかと思います。
お時間が許すならこちらも是非読んでいただきたいです。
今回の議題について
今回の座談会では、このような4つの議題が提示され、それぞれ時間を区切っての話し合いがなされました。
参加者それぞれに資料が配られ、それは持ち帰ってもOKということで皆さんにもお見せします。
なお、こういったものの公開についても、スタッフさんより承諾済みです。
私が関わった提案について
公式レポートの中では発言者の名前は伏せられていますが、私が提起あるいは関連して発言した議題は主に次の3つです。
コインボスのお手伝いを行いやすい仕様が欲しい
ドラクエ10における成長コンテンツの目玉のひとつに『コインボス』があります。
魔法の迷宮でボスを倒してアクセサリーを得るという仕組みですが、現在の仕組みだとアクセサリー完成済みの人はそのコインボスにはもう参加しません。
そして旬が過ぎてから型落ちアクセサリーを作り始めた後発組がそのしわ寄せを受けてしまう仕様となっています。
たとえば『アンドレアルコイン』を例にとると
・オーグリード福引き3等の頃
3~4万G程度で購入した上で、緑玉での募集も盛んだった。
1周で4個報酬宝箱を得るために3~4万Gの出費。
・現在(福引景品から外れたあと)
1枚5~6万G程度で購入出来るが、緑玉での募集はほとんどない。
1周4個の報酬宝箱を得るため、コインを自分で4枚投入してサポ3で倒すと20~24万G程度かかる。
という状態です。
アクセサリー合成などは徐々に緩和されるべき部分だと思うのですが、むしろ大きく負担が増加する形となってしまっています。
さらに将来的なことを考えれば、数年後、10年後にはコイン1枚1万Gまで下がることが予想されますが、そこまで長い目で見るというのも少し違うかなと思っています。
そこで『完成済みのプレイヤーが過去コインボスを倒すメリット』を作ることで、例えばカードやメダルの消化に意味が生まれたり、復帰したフレンドと遊ぶことへの動機が生まれ、良い効果が期待できるのではないかと考え提案に至りました。
復帰者さんやゆるく遊んでいるフレンドさんから「アクセ作りたいんだけど一緒に行かない?」と誘われたとき、「完成してるからごめんね」ではなく「完成済みだけど私も報酬欲しいし一緒に行こう!」と言える環境になれば嬉しく思います。
あと緑玉も盛んになったりね。
初心者や復帰者が感じるコインボスの遊びづらさについては、別の提案として『ロスターの更新頻度を上げて欲しい』という形でも話に挙がっていました。
個人的にはその改修も非常によいものと考えていて、前向きな対応を検討して貰えたらと思います。
パニガルムについて
座談会の話の中でも、パニガルムについては私だけでなく多くの方が問題を感じているようでした。
Ver2のピラミッド、Ver5の万魔の塔に近い形の、『ステータスを底上げできる週課コンテンツ』として実装されたパニガルムですが、コンテンツの仕組み上でいくつかの問題を孕んでいると考えていました。
パニガルムでは『創生珠』と呼ばれるアイテムを集めて『女神の木』のレベルを成長させることで、キャラクターのステータス(『ちから』や『最大HP』など)を強化することができます。
毎週1回だけ入手できる『レインボーログ』からは創生珠20個
週制限なくボスを周回することで何度も入手できる『レッドログ』からは創生珠3個
が、それぞれ入手できます。
創生珠の必要数はアップデートごとにときどき追加され、パニガルム実装初期から毎週欠かさずプレイしている方はそこまで負担ではないと思うのですが、後発組が追いつくのは非常に困難です。
初期の上限であるLv10までの必要数は合計620個。
そこからアップデートを重ね、今では合計3480個もの創生珠が要求されます。
最新の追加分であるLv22→24の上限開放では、530個もの創生珠が必要となりました。
ゼロからLv24まで上げるために必要な創生珠を確保するためには、毎週1回プレイした場合で約174週間(およそ3年半近く)。
ボス周回で一気に追いつこうとした場合、パニガルムのボスを1100回以上も討伐しなければなりません。
配信やSNSを見て
「デルメゼ4楽しそうだね!一緒に行きたいから復帰してみようかな」
と、興味を持っている方に
「楽しいよ!それじゃあまずパニガルムでボスを1100回倒してね!」
とは答えたくありません。
しかも問題はそれだけでなく、パニガルムのボスは週替わりでローテーションされる仕組みなのですが、ボスの強さや討伐タイム(周回のしやすさ)に大きな隔たりがあることです。
現状、もっとも倒しやすいといわれるボスは『じげんりゅう』でこのボスだけ非常に討伐タイムが短くなる傾向にあります。
具体的には他のボスは3~6分程度で倒せるものが多く、苦戦すると10分の制限時間ギリギリになったり全滅することも多々ある中で
じげんりゅうは早いと40秒台で倒せたりします。
慣れた4人で周回パーティを組んで参加したときは平均1分前後くらいで回れる印象です。
そんなじげんりゅうの存在があるせいで、「じげんりゅう以外の期間に周回するのは効率が悪い」と感じてしまう方も多くいるのではないかと思います。
特にゴールが1100周ともなると、1戦あたりにかける時間はなるべく少ないしたいですよね。
しかしパニガルムの実装以降、ボスは徐々に追加されており、現在8種類のボスが週替わりで出現する状況。
じげんりゅうのターンは2か月弱に1回程度しか回ってきません。
タイミングよくじげんりゅうのターンに遊べればいいですが、タイミングによっては
「1か月半も待たないと効率よく周回できないとなると、モチベーションの低下に繋がるのではないか」
というのも私の懸念している点のひとつです。
ちなみに次のじげんりゅうターンは
『2024年5月5日~11日』
その次のじげんりゅうは
『2024年6月30日~7月6日』
となっています。参考までに。
また、他の方の意見として「特定のステータス(たとえばHPとちから)だけ上げたいのに、庭レベルのせいでバランスよく育成せざるを得ない」というお話もありましたが、私もおおむね同意見です。
その緩和だけでもかなり遊びやすくなるのではないかと思います。
というわけでパニガルムに関して
- じげんりゅうの周回効率が良すぎて他ボスへの意欲が薄れる
- ボスが追加されるたびにじげんりゅうの頻度が減ってしまう
- 現在は2か月に1回程度しか周回チャンス(じげんりゅう)が来ない
- 庭ランクが足枷になっている
といったお話が出来たのは大きいかなと思います。
(上記には私だけではなく他の方の意見もあります)
ただし、公式レポにあった「じげんりゅうだけのモード」については私も反対です。
防衛軍が『今週は全兵団、来週は鉄機、再来週は造魔・・・』みたいな状態だったら大変なので
「ローテーションを早くしてほしい、あるいは全兵団のターンを増やして欲しい」
のような主旨が伝えたかった内容です。
常に全兵団を選べるのであれば、全然遊ばれないボスが出てきちゃいますし、ありがたみがなくなって「いつ周回してもいいや~」になっちゃいそうですしね。
こういった前提を認識したうえで公式レポートを読んでいただけると、提案の意図もより正確に伝わるのではないかと思います。
配信モードについて
最後に、配信モードについての話です。
ドラクエ10は他のゲームと比べて特殊な土壌で、「私は配信や動画に映りたくないよ」という方が一定数いて、配信可能サーバーと配信NGサーバーが明確に分かれています。
そのため、YoutubeなどでのLIVE配信や動画投稿を行う際は『いまどんな?設定』から『配信中』の表示をしなければなりません。
また、『配信中』の状態では、配信OKのサーバーにのみ入ることができます。
現在配信が可能なサーバーは
- サーバー10(新人・カムバック専用)
- サーバー21~22
の3つのみで、1~40あるうちのほとんどのサーバーは配信NGの環境となっています。
もちろん住宅村などには自由に入れますが、LIVE配信や動画に映りたくない方は21~22サーバーを避けるだけで安心してプレイできます。
そんな中、オートマッチングコンテンツでは、入口は違っても同じパーティにマッチングしてしまうことがあります。
例えば
Aさん:サーバー1から入場
Bさん:サーバー21(配信サーバー)から入場
という場合でも同じパーティに入ることがあるので、サーバー1にいた方は「あれ?配信してる人と同じパーティになった?」と感じることがあります。
人によっては「配信者とマッチングするのが苦手なので、オートマッチングは利用しない」という方もいるほど。
わからない方にはポカーンだと思いますが、当日もわかって下さる方は数名いて、他の方が言った「配信アンチ過激派がいる」という話には安西先生も苦笑いしていました。
もちろん、現在配信している方は気にせず配信していいと思います。
ゲームの仕様上そうなっている以上、いくら配慮しても仕方のないことです。
ただ私も実際に「いま配信中ですか?」と聞かれることがあったり、配信や動画に映り込むことに苦手意識を感じる方をかなり見てきているつもりです。
そこで「配信NGモード」という設定を作るのはどうか?という提案をしました。
配信中マークのついた方からプライバシーが保護される、あるいはそもそもマッチングしなくなる。という仕組みですね。
私のもともとの考えとしては「マッチングしなければ大丈夫だろう」と思っていたのですが、マッチングに関しては悪用されることの懸念や、マッチング不成立など少なからず障壁はあるようでした。
面白いと思ったのが他の方から出た「配信NGの方は見た目をエックスくんにしちゃえば?」というもの。
配信NGのマークを付けている方(この画像では「すてら」)は、他のプレイヤーからはそのまま認識されますが
こんな感じになるイメージですね。
配信NGになったキャラクターの姿や名前が配信に映り込まないので、安心して遊べるのではないかと思います。
ちなみに、配信に苦手意識があるという方が多いのは
「ドラクエ10はキャラクターを自分の分身と考えている人が多い」
ということや
「ニコニコ生放送が盛んだった頃に、マナーの悪い配信者が悪目立ちしていた」
といった要因は少なからずあると思います。
その禍根は根深く、中には「配信者いるので戦いません」と、操作を放棄してしまう方もいるほど。(ごく稀です)
再三になりますが、現在配信を行っている方はそのスタイルを変える必要はないと思います。
最近の配信者さん(私もたまにしてますが)は、以前に比べてマナーのよい人がかなり多い印象ですし、配信が盛り上がることでよりドラクエ10が多くの方に知られて、そこから新規プレイヤーの増加なども起こると思います。
こういった機能が取り入れられることで、配信に映りたくない方が安心してプレイできるようになり、配信者も遠慮せず気兼ねなく配信に集中できる環境ができたら嬉しいです。
おわりに
以上、今回のプレイヤー座談会について私が関わった話の紹介でした。
限られた時間の中で、発言できる機会は非常に限られていましたが、言いたいことの上位3つくらいには触れられたかなと思っています。
そして今回の座談会には、私以外にもあと10名が冒険者として参加していました。
他の皆さんも自分のプレイスタイルの中で目についたこと、気になったこと、こう変わって欲しいなどの意見や要望、そして開発陣への感謝の言葉など述べている姿がとても印象的でした。
広場のレポートでも、今後また座談会を開催する意欲を示していたように思えたので、またこのような機会が設けて頂けたら嬉しいですね。
座談会の休憩時間には、個人的な話として先日開催した『りゅうおうお手伝いイベント』の話を振って頂いたり
Ver7発売直後からYoutube配信で行っている キラマラツアー配信 などのお話も出来ました。
なんと、参加者のひとり『あれぐろさん』は、このツアーに何度か参加してくれていたとのこと。
数奇なご縁でありがたいことです。
キラマラツアー配信は3/23頃からほぼ毎日行っており、私が4キャラでアタリとハズレを分別し、皆さんにはアタリだけを拾ってもらう形でキラマラをするという遊びです。
ちなみにこちらの開催は今月末までの開催予定。
2024年4月30日(火)に終了してしまいますが、最終日は記念撮影など行えたらと思っていますので、興味ある方は顔を出して下さると嬉しいです。
この記事を書いている4月27日(土)の22時からは
『ルーキー・ベテラン座談会』と銘打った非公式座談会を開きます。
ここ1~2年で冒険を始めたり復帰した『ルーキーさん役』と、長期間ドラクエ10をプレイしている『ベテランさん役』をそれぞれ複数名お呼びし、座談会の形式をならってこれからの今のアストルティアとそのこれからについて話していきたいと考えています。
先日の公式座談会に出席した方も私含め3名出演して下さいます。
詳しい内容についてはこちらの告知記事をご覧ください。
配信URLからは当日の配信を視聴できるほか、配信内容はアーカイブとして見返すことも出来るようにするつもりです。
最後になりましたが、このような貴重な機会に参加することができ、本当に嬉しく光栄に思います。
本心としては、安西さんらスタッフ含めその場にいた皆さんと昔話をしたり、最近の楽しみ方などただただ楽しい話をしたかったところです。
ドラクエ10が心から好きな、熱意を持った方々が15人も集まっているんですよ。盛り上がらないはずがないです。
ですが、貴重な枠を頂いた以上、時間の限られる中、ドラクエ10のこれからのために意見を出し合うという責務を果たすつもりで頑張ったつもりです。
そんなプレッシャーを感じながら挑んだ会ではありましたが、参加者の雰囲気もよく、終わったあとは「とても楽しく充実した時間だった」「手ごたえがあり有意義な話し合いだった」という気持ちを噛みしめながら帰路につくことができました。
安西さん、青山さんをはじめ、運営スタッフの皆さん、参加者の皆さんに心より感謝いたします。
この会で受けた刺激を追い風に、これからも全力でアストルティアを楽しんでいきたいと思います。
それじゃそんな感じで~!!
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コメント
エックスくんとかにするのは反対だな〜
システムにもよるけど、どちらにせよ広場とかチームとか組んだ履歴で逆にバレてエックスくんにしてる人全員が晒し対象になりかねない可能性もあるので
それを5chとかでやるならともかく(それも論外だけど)そういうのをエルおじとか表にもってくるような人もいるし、障害とかあっても配信okの人同士でしか組まないようにが一番丸くてみんな気持ち良くプレイができるんじゃないかな
逆に配信に出たい人もいるだろうし配信でのDQXの宣伝も必要だろうしね
コインボスにしろパニガルムにしろ、緩和して欲しいところはキャラ育成。
10年前はそれでもよかったけど、もう腰を据えて育成するという仕様は合わなくなってきたんでしょうね。
そろそろ福引の小ビンとか魔法の聖水とかも見直していいはずですが、まぁ……
ドラクエ10と見ればストーリーの賛否は置いておいて良いゲームです。同盟バトルも楽しいですし。
ただ、せっかく作ったコンテンツが簡単に卒業されたら悔しいじゃないですかが
滲み出ている点が問題ですかね。