利用規約などの変更箇所比較と確認

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その他

2020年3月31日に利用規約が改訂されたため、情報の記録を兼ねて改訂前後の比較をしてみます。

私はこういった書面に関して詳しいわけではないので、感想部分は話半分程度に読んでください( ˘ω˘ )

あまり面白くない内容ので、結論だけ見たい人は『まとめ』に飛んでください!

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ルール&ポリシー

ブラウザ版βテストの規約が削除され、スマホと3DSの便利ツールに関する規約と無料体験版の特約が追加されました。

以前はツールの規約はツール内で確認する形だったんだと思います。

SQUARE ENIX サポートセンター - ドラゴンクエストX

一応、直接確認出来るようにリンクも貼っておきます。

この記事では上記両方に記載されている『ドラゴンクエストX利用規約』から『画像・動画などの取り扱いについて』までを比較していきます。

確認方法

以下、差分の確認には『テキスト比較ツール difff《デュフフ》ver.6.1』を使用しました。

左側に改訂前の規約を、右側に改訂後の入力し、差分チェックします。

ドラゴンクエストX 利用規約

前書き

冒頭部分からいくつかの変更点があることがわかります。

・『なお、ご利用になった場合は同意されたものとします。』
この表記は削除されていました。
大きく意味合いが変わる書き換えではなく、念を押すくらいのものかな?

・『20歳未満の方は』→『未成年の方は』
2022年4月1日に予定されている法改正で、成人年齢が18歳に引き下げられます。
『20歳未満』という表記では法で規定される成人年齢と差異が生まれるため、それに対応したものだと思われます。

・『未成年の方が本サービスを利用した場合(以下略)』
上記の表記も削除されていました。
こういう記述を消すメリットってあんまりないと思うので、消さなきゃいけなかったのかな?

第1条

追記されていますが、たぶん用語の解説タイミングを変えただけ。

改定前では第8条の項で解説されています。

第2条~第3条

変更なし。

第4条

文脈をそのまま読み取れば

・改定前
規約が変更されたら効力を発揮するよ!
規約変更のお知らせはしないかもしれないけど各自で確認してね!

・改定後
規約を変更する際には『なにが変わるのか』『いつから変わるのか』などの周知を徹底するよ!

って感じだと思います。
規約の変更に関して、今後はより慎重になるということでしょうか。

第5条

変更なし。

第6条

こちらも先ほどと同様の変更だと思います。

意訳すると

・改訂前
利用料金に関する規定は予告なく変更されることがあるよ!

・改訂後
利用料金などに関する規定を変更する際『変更後の内容』『変更の効力発生日』などを周知するよ!

って感じかな?
4条の変更とも関連するところだと思いますが、利用規約の改訂手順変更に伴って、料金改定についても慎重になるのだと思います。

第7条

変更なし。

第8条

『本サービスデータ』の定義タイミングが変更(第1条に統合)されただけで、内容の変更はないようです。

禁止事項はBAN(アカウントの停止)などに関わる部分ですが、今回の改訂において手を加えられた様子はありません。

第9条

改訂後:ユーザー登録の取り消しには『合理的な理由』が必要だよ!

って感じの変更。
「今までは不条理な処分をしてたの・・・?」って思っちゃうけど、結局判断する権利は運営側にあるのであまり変わらないのかも( ˘ω˘ )

第10条

こちらも『合理的な理由に基づいた判断』が必要になるよーって変更。

第11条

変更なし。

第12条

『当社の責任』に関する項が追加。

これに伴い、元々12条だった『準拠法』の項は13条へスライドしています。

こちらは『この規約で運営が責任を負わないと書いている場合でも、アカウント規定24条に沿って補償を行う場合がある』という意味かな?

アカウント規定第24条

第24条 当社の責任
本規約に当社が責任を負わないと記載されている場合であっても、当社は、当社がお客様に対して法令の適用その他の理由により負うお客様の損害を賠償する責任を負うものとします。この場合においても、当社はお客様に対し、①100円、②損害の生じた対象サービスにおいてお客様が当該損害の生じた日の属する月に消費した金員もしくはCrysta数相当額、または③損害の生じた対象サービスにおいてお客様が当該損害の生じた日の属する月に購入したCrysta数相当額のいずれか高い額を超えては責任を負いません。但し、当社の故意または重過失による場合はこの限りではなく、お客様に生じた一切の損害を賠償するものとします。
https://secure.square-enix.com/agreement/jp

『スクウェア・エニックス アカウント規約』より引用。

要約すると、運営がなにかやらかした時に

  • 1円も使ってない人に対しても100円まで
  • 料金の支払いがあった場合、その月に使った金額まで
  • 運営に大きな過失があった場合、上記2つの上限に関わらず

それぞれ支払う場合がありますよー!って話だと思います。

こちらのアカウント規定も同日に改訂されているのですが、どこが変更されたかは未確認です( ˘ω˘ )

第13条・附則

特に変更なし。

改訂履歴が追記されたことと、第12条が追加されたことで準拠法の項が第13条に変更された程度。

前回の改訂は2017年の初夏なので、2年半以上前ということになります。

無料体験版特約

本文にもあった『規約の即時変更出来てたけど、周知などの手順を追って変更することにするよー!』って話がここにも。

他には変更点はなさそうです。

ブラウザ版特約

変更なし。

ソフトウェア使用許諾契約

前書き

注釈が追加されていました。

ドラクエ10を始めた時の契約から変更された点がありますよー!ってやつ。

第1条~第8条

変更なし。(長いので画像省略)

附則

改定日の追加と、改定手順に関する記述が追加。

前回の変更は5年近く前だったんですね。

ソフトウェア使用許諾契約に関しては以上。
改定手順に関する件以外では、ほとんど変更点はありませんでした。

冒険者の広場ガイドライン

変更点はありませんでした。

ベンチマークソフト使用許諾契約

前書き

ソフトウェア使用許諾契約と同じく、注釈が追加。

第1条~第6条

変更点なし。(長いので画像省略)

第7条

先述したアカウント規定に関連する部分だと思われます。

アカウント規定のほうでも『スクエニの故意や重過失による例外規定』が追加されたものだと推測されます。
改訂前の文にも同様の表記はあるので、意味は変わらずで改めて書き直しただけなのかも?

例外的な対応に関してを強調しているように感じました。

第8条~附則

8条に関しては変更点なし。
附則に改訂日が記載されたことと、ユーザーに改訂通知が必要か否かに関して変更されています。

Yahoo! JAPAN ID利用に係る特約

いろいろと書き換えられているので変更点は多いんですが、該当する人は少ないと思うので飛ばします。

興味のある方は こちらに画像を載せておくのでどうぞ( ˘ω˘ )
※そこそこ大きい画像なので注意

ニンテンドー3DS特約

こちらも色々と変更点がありましたが、該当する人が少ないと思われるのでさらっと。

要約すると

  • 『お客様』という表記を『ユーザー』に統一
  • 禁止行為の「当社が判断する場合」の表記が削除
  • 「合理的な理由に基づき」の表記が追加
  • 「当社の責任」の項目が追加

あたりでしょうか。

YahooIDの件と同様に こちら に差分画像を載せておきます。

DQXポイント利用規約

PS4版ドラクエ10に関連した規約。

こちらも変更点はいくつかありましたが

  • 規約変更の周知に関する変更
  • 『合理的な理由に基づき』の記述が追加
  • 『当社の責任』に関する項の追加とそれに関連する変更

といった具合でした。
これまでの変更点と重複するので個別の比較は割愛します。

差分画像は こちら

画像・動画などの取り扱いについて

変更なし。

画像や動画関連は何か変わってるかなと思ってたんですが、変更がなかったのはちょっと意外でした。

まとめ

以上、変更部分の比較でした。

特に大きな変更点はなく

  • 成人年齢に関する法改正に対応
  • 規約などの改訂が『予告なく変更可能』から『周知→実施』に
  • ユーザーへの処分に『合理的な理由』を必要とするようになった(?)
  • ユーザーに対する強制力が緩くなった(?)
  • 有事の際に運営側の責任が重くなった(?)

といった具合。

ユーザーに対する締め付けが厳しくなったりはしておらず、むしろ運営側の責任が重くなったり、運営が規約変更する際の手順が厳しくなるような改正だと思いました。

全然詳しくない素人の推測なんですが、ドラクエ10運営の意向ではなく上からの指示でユーザー保護の方向に転んでるのかなーとか・・・わかりませんけど( ˘ω˘ )

※追記(2020/4/1 13:22)
Twitterで頂いた情報によると、今回の利用規約の改訂は2020年4月1日に施行される民法改正に沿ったもののようでした。
『定型約款』で調べると関連した情報が見つかると思います。情報ありがとうございました。

 

ひとまず巷で流れていたような『言論統制がはじまる』だとか『今後は不満を言ったら即BANになる』みたいな話は邪推かなと思いました。

そもそも規約改定前に盛り上がってたのでおかしな話なんですよね・・・

なお『本サービスに対する不満を流布する行為』の禁止という表記は2013年の1月時点で、スクエニメンバーズの利用規約にもあった表記のようです。
(参考リンク:スクエニメンバーズ)

これが便利ツールの利用規約にも盛り込まれ、手付かずで現在も残っているものだと思われます。
この文言が適用された例も記憶にありませんし誤解を招く表現なので、便利ツールの規約からも削除してしまえばいいのになと思います。

また、同様の表記は便利ツールの規約以外では確認出来ませんでした
規約変更はユーザーではなく運営側を締め付けるもので、今までより厳しくなることはなさそうですし、噂に惑わされず普段通りの遊び方をして問題ないと思います。

それじゃそんな感じで~!!

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コメント

  1. えるおじ より:

    >本サービスに対する不満を流布する行為

    不満って言い方が悪いと思います。デマを流布するとかならまだ…。

  2. 名無しさんいますか!? より:

    要するに、前の書き方だと法改正後に規約の有効性が保てなくなるから書き換えただけですね。
    特に最初の「同意されたものとします。」は、今のご時世非常にまずい。

    • みみっくほしみみっくほし より:

      ですね!
      どういう意図での規約改訂か気になっていたのですが、時代に沿った対応だったとわかり安心しました。
      今回の法改正は契約においてユーザーの権利を強める意図があったようですね。

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